土づくりと雑草

makomako

2010年02月13日 22:42

友達の農場で,にんじんを抜いてきました.
生命力いっぱいのにんじんが,肥沃な大地にすくすくと育っていました.



この農場はちょこっと変わっていて,
すでに十数年もの間,自然農でやっています.

自然農では,土づくりを大切にするのだそうです.
そして,その土づくりの過程で,雑草が変わっていくという興味深い話をしていただきました.

土づくりのためには,まず,始めに農薬散布を止めます.
そうすると,まず食べられないような雑草がわさわさ生えてくるのだそうです.
その雑草は,土の中にたまった,悪い物を体内に含んでいるので,人は食べられない.
でも,それを虫が食べる.そして,そのまま虫は死んでしまう.
まるで,「こんなもの食べちゃ危ないよ」と言うかのように,

そして,7年かけて,土が変わり,食べられる雑草が徐々に生えてくるのだそうです.
そこまで土が出来てくると,農薬を散布しなくても,作物が虫に食べられまくるということはなくなるのだそうです.

僕たちが,形がわるくなるから,収穫量が減るからという理由で,悪者扱いしている虫たちも,何らかのメッセージを発信しているのかもなぁと考えさせられるお話でした.

そう考えると,僕たちのかかる病気も,僕たちの抱える問題や悩みも全て,実は僕たちを必死になって助けようとして起こっている出来事なのかもしれないなぁ,ありがたいなぁ,と思ったりするわけです.

それではみなさん,おやすみなさい.